パチンコの立ち位置について

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元々パチンコというのは、悪者の遊びでした。

客層は堅気でない人もちらほら、ちょっと突っ張った人が悪い先輩に誘われて覚えていくのが当たり前で、元々良いものとしてのイメージは皆無だったのです。

言ってしまえば煙草やお酒みたいなもので、万人に受けるような遊びではなかったのです。

 

ギャンブルである以上それが正しい立ち位置で、嫌われ者で良かったのです。

 

しかし段々と規模が大きくなっていき、それに合わせてパチンコ業界はクリーンなイメージを推すようになりました。

 

 

版権などで多くの他業種と関わっていく上で、悪いままではいられなくなったのです。

 

 

・賭博ではなく遊戯

パチンコ屋は絶対に賭博・ギャンブルという表現を使いません。

賭博は法律違反であり、パチンコはあくまで「遊戯」という立ち位置だからです。

何を馬鹿な事をと思うかもしれませんが、パチンコはあくまで遊戯の結果景品が獲得できるという建前になっています。

勿論この景品が現金に換金できるわけですが、警察は換金所の存在をスルーしています。

 

 

政治家に対する答弁として有名なのが、警察庁のこの一言です。

「パチンコで換金が行われているなど、全く存じ上げないことでございまして…。」

 

色々解釈ができますが、「パチンコ屋が換金している訳ではなく、謎の特殊景品を近くにある小窓で何かしている」という事です。

そして何故か警察は、この小窓(換金所)に対しては何もしません。

 

 

…どうしてこんな回答が成立するのかは分かりませんが、2016年に動きがありました。

・政府の回答

政府は、パチンコの換金に対し存在を認めていて、それが法律違反にはあたらないという回答を示しました。

原文を持ってくると何を言っているか分からなくなるので、簡単に訳します。

 

【パチンコ店が法律の範囲内(風営法)

で営業している限り、刑法第185条の賭博罪には該当しない】

 

遊戯の範囲内であれば、賭博罪にはならない。

言葉にすればこれだけですが、2016年までずっとこの明言を避けてきました。

パチンコで換金行為があっても、それは罪じゃないよと公式に発言されたのはパチンコが生まれて以来初めてです。

 

・世間の反応

 

ただ普通に考えれば、パチンコが賭博(ギャンブル)だと思われているのは周知の事実です。

誰が建前以上にパチンコが本気で「遊戯」だと思っているんだ、という話です。

故に合法だという判決が出ても、パチンコが嫌いな人は納得はしません。

割とこれはインターネットでも大きなニュースになりましたが、問題なのは遊戯の解釈です。

要するに、どこまでギャンブル性を落とせば遊戯の範囲内となるのか…という話なのですが、それが今のパチンコ・パチスロ規制に繋がっています。

警察は遊戯の範囲内に収める為に、これからも連続で規制を出してくるでしょう。

1/320の確率規制もそうですし、これから始まる3000枚規制もそうです。

パチンコでいうなら今のMAXは1/320ですが、将来的にはライトミドル(1/199)がMAXになるかもしれません。

しかしどこまで確率を規制したところで、ギャンブルが嫌いな人はパチンコを認めないでしょう。

合法になったからといってパチンコ叩きは終わらないでしょうし、特に何かが変わる訳でもありません。

これからもパチンコ屋は賭け事が好きな人の為に、ひっそりと続いていくでしょう。

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